シンポジウム抄録 3
「専門家責任を果たすために」
水沼 太郎
1 医事関係紛争の増加傾向
(1) 訴訟(民事)
(2) 刑事責任、行政処分
(3) その他(訴訟は紛争の最終形ではない)
2 歯科領域特有の紛争の原因
3 法的責任(民事)(≠損害賠償責任)
(1) 歯科領域における診療契約の法的位置づけ
(2) 診療契約の内容
(3) 医療事故が生じた場合(過失、因果関係、損害)
4 患者と医師との認識の齟齬
(1) 患者が求めていることは何か
(2) 医師が求められていると考えていることは何か
(3) 歯科領域特有の問題
5 医療水準
(1) 専門医であることの意味
(2) 歯科領域特有の問題
6 専門家に求められること
(1) 門外漢は専門家に何を求めるか
(2) 知識、技術があること
(3) 知恵、技能があること
(4) さらにプラスα
7 まとめ
水沼太郎氏
弁護士
1996年東京大学法学部卒、三宅坂総合法律事務所
東京大学大学院医学系研究科・医学部 ヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理審査委員会委員
著書『わかりやすい医療裁判処方箋』判例タイムズ社(共著) その他