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厚生労働省指導による専門医制度に係る懇談会の進展状況

■第3回歯科矯正領域の専門医制度に開わる三団体懇談会(議事録)

<第1回懇談会については こちら>
<第2回懇談会については こちら>
[日時]2007年11月15日(木曜日)午後2時〜4時
[場所]八重洲富土屋ホテル 5F「なつめ」の間
[幹事団体]日本矯正歯科協会(JIO)
[参加者](敬称略)
日本矯正歯科学会   :飯田順一郎、小川邦彦、後藤滋巳
日本成人矯正歯科学会:佐藤元彦、武内 豊、松野 功
日本矯正歯科協会   :深町博臣、のき田邦裕、夕田 勉

【報告事項と協議内容】
 1.第2回議事録について
日矯学会: 会談中の厚労省担当者の発言については、我々の理解した内容として文書にしてしまうと迷惑をかける可能性があるから、今の段階で厚労省担者に確認しておく方がいい。
JIO: 厚労省担当官には、今回の懇談会幹事団体である成人矯正学会より、医政局長の許可を取ったうえで出席、助言をしていただいているので、担当官の発言は記載する必要がある。
なお、議事録中の担当官の発言については、担当官がチェックして必要があれば訂正を行って頂くこととし、最終的な議事録は厚生労働省にも送付することとなった。

 2.各団体の決定事項報告
 (1)歯科矯正分野で新たな専門医認定機構の設立を目指すかどうか
 (2)各団体の認定医と専門医の認定審査を凍結するかどうか
JIO、成人矯正: 三団体の合意が得られれば了承する意向。
日矯学会: あくまでも日矯学会の制度を核として、それを改革する形での運営を主張。その理由として、6千人を擁する会であり、JIO、成人矯正学会の矯正専門医の会員も含み、日本におけるほとんど全ての矯正専門医が属する会であること。
成人矯正: 我々が組織として関与できるシステムが構築されるのであれば了承できる可能性がある。
日矯学会: ここにいる先生方は日矯学会の会員なので、一会員として学会の委員会に関与する可能性はあるだろうが、団体枠としてポストを確約することはできない。
JIO: 前回の懇談会で、成人矯正学会やJIOは三団体で新たな認定機構の設立を目指す方向での協議を提案した。しかしながら日矯学会は、成人矯正学会とJIOという二つの団体の発言権を何一つ保障せずに、日矯学会内で一本化できないかと主張されている。このことは、三団体で話し合いを行う前提が崩れることを意味している。
日矯学会: 日本矯正歯科学会は国内外で日本を代表する団体だと任置づけられている。その団体がこれまでに先生方の意見を取り入れて規則を改変してきた。専門医制度を成立させるためには、我々の改革案に眼を通して、それをさらに改善してゆく方向の選択が現実的な方法だと提案する。
JIO、成人矯正: 厚生労働省は、歯科矯正分野の専門性資格認定団体の申請をした三団体に、対等な立場で専門医認定基準の統一についての話し合いを行い、結論を出すように指導している。日矯学会は、この懇談会ができた経緯、意味を理解していない。そのような態度であれば、そもそもこの場は成立しない。日矯学会の制度を軸にするのであれば、日矯学会の決定に対して関与できる機構が必須である。
成人矯正、日矯学会: 専門臨床家の集まりである法人格を有する日本臨床矯正歯科 医会なども話し合いに参加する必要があるのではないか。
JIO: 学術団体ではない団体や自ら専門医制度を行っていない団体など、外形基準を満たし得ない団体の参加は認められない。
日矯学会: とにかく当会がほとんど全ての専門医を擁している学会である。過去の問題にとらわれないで、前に進むことを考えるべきである。信頼をもとにしないと前に進めない。
JIO: 日矯学会が、研修機関認定を始めるのであれば、信頼できる可能性はある。三団体で委員会を作り、各大学の指導医(修練責任者)がまず専門医の技能評価を受けて、各大学の指導医数、患者数を懸案して、各大学の研修医数の策定を行うことから始めてはどうか。
日矯学会: 9月に規則を改正しており、すでに研修機関を審査する制度になっている。
JIO: 日本歯科医師会の代議貝合でも専門医制度の質疑応答が行われているので、歯科における専門医制度について日本歯科医師会の意見を聞いておく方が良い。また、前回、厚労省の担当官より日本歯科医師会の了承が得られなければ厚労省の認めた団体になれないという話があったことからも、必要である。
成人矯正: 日本歯科医師会に意見を関くのはいいが、かえって長引くごとにならないか。
日矯学会: 日本歯科医学会の中に専門医を審査・審議する組織を法人化する構想があったと関く。
JIO: 日本歯科医師会と日本歯科医学会を含めた第三者的な管理機構を作って、研修機関の認定を始めてはどうか。
この後も議論が続いた結果、歯科における専門医制度の全体像を聞いた上で、次の話し合いに進むこととなり、次回は日本歯科医師会と日本歯科医学会を懇談会の場に招聘することになった。
また、11月29日(木曜日)午後4時からの予定として、次回の幹事団体である日矯学会が、招聘の連絡を行うこととなった。

【その他の議論】
成人矯正: きちんとした専門医を認定することも重要であるが、患者のためにはレベルの低い矯正治療の横行をなんとかすることも重要であると考える
JIO: そのためにも、研修制度の整備が重要と考えている。
日矯学会: 成人矯正学会の話されていることはその通りである。ボトムアップが必要である。
JIO: どうやってボトムアップするのか。
日矯学会: 研修制度をきちんとすることが大事。

以上、この議事録が正確であることを証します。

平成20年1月17日
     日本矯正歯科学会
     日本成人矯正歯科学会
     日本矯正歯科協会
<第1回懇談会については こちら>
<第2回懇談会については こちら>

 

 


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