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学術大会報告

 
  後援: 特定非営利活動法人日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)

 今年のJIO学術大会は、昨年に引き続き日本歯科矯正専門医学会(JSO)との合同開催でアルカディア市ヶ谷私学会館 大雪の間にて開催されました。
 今回の講演は、2016年3月に完成した診療ガイドライン「上顎前歯が前突した小児(7歳から11歳)の早期矯正治療は有効か?」(当ホームページのトップページからもリンクされています)に沿ったような内容で、午前中のJIOの部では2名の先生から上突咬合の治療を振り返り、早期治療の意義に関する症例報告が行われました。

 まずはじめに、新潟市の笹川美也子先生が早期治療を行った上突咬合症例を2症例報告されました。2症例ともにT期治療を行いましたが、U期治療開始前までに後戻りを認め、形態的には全く無意味であったと断言されていました。U期治療では第1症例は小臼歯抜歯で、第2症例は非抜歯で行い、保定後の歯列咬合は安定していたとのことでした。特に第1症例においては治療中に明らかな扁桃の縮小を認め、呼吸様式の変化が治療後の安定に寄与していた可能性を話されました。
質疑応答の際にはT期治療の料金設定に関する質問がなされ、活発な意見交換が行われました。

笹川美也子 先生
 
症例報告1
   「早期治療を行った上突咬合症例を振り返りその意義を考える」
      笹川 美也子 先生(新潟市開業)
抄 録

 続いて、新居浜市の和島武毅先生が早期治療を行った上突咬合症例を3症例報告されました。
和島先生の報告した3症例とも、過大なANB、overjetを認める症例で様々なメカニクスを用いてその改善を行っていましたが、結果としてU期治療が必要となった症例でした。
やはり、今回完成した診療ガイドラインの通り、上顎前歯が前突した小児に対する早期治療は行わないことを強く推奨されるべきであると思われました。ただし、中には早期治療が奏功し、II期治療が必要なくなることもあることや、小児であっても心理的な問題を考慮して治療を行うこともあります。いずれの場合においても治療を行う場合にはそのコストや期間などを十分に説明した上で行うべきであるというのは、今回講演いただいたお二人の先生の共通の意見でありました。
また、質疑応答においては第3症例で見られた下顎大臼歯のアンキローシスに関して深町先生、大野先生から亜脱臼に関する意見交換がなされました。

 和島武毅 先生
 
症例報告2
   「混合歯列期における上突咬合の治療を振り返って」
      和島 武毅 先生(新居浜市開業)
抄 録

 今回も、午前の部の最後の時間は、症例呈示会場において質疑応答の時間を設けました。講演で報告された症例も呈示されており、その場においてもまた、活発な意見交換がなされました。

  

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